かおりのこと

つまへの想いを日々綴れば伝わらない想いがいつか届くかもしれないと。色々なことが木になるつまなのでコメントは外させていただいています。

サンダル

長年の仕事が蓄積したお風呂サンダルが

隙間の汚れまできれいに落ちた

 

手渡された寄せ書きを見ながら

なんとも言えない声で想い出ともつかない

離別の感情が口から勝手に

漏れ出したんだろうね

 

お疲れ様でした

 

チビ達が幼稚園児で持病が心配で

それでも続けた時間

 

同じ仕事が別の場所に移るだけ

そんな気持ちでいたはずなのにね

後ろ髪は惹かれるだけのことを

あなたはしてきたということだよ

 

惜しまれながら辞めていく

あなたに

敬意を込めて

 

 

 

 

366日

朝が来る

いつかまでは

つらくて

少しでも夜を伸ばしたかった頃もある

 

いまは

しんどい時ももう少し寝ていたい時もあるけれど

朝を受け容れられる

 

一番先に訪れる朝

すうすう、、、寝息が3つ

好きかってな寝相にみえて

時には3人同じかっこ、、、なんて時には

パチリ記憶を定着させておく

 

毎日毎日366日

そばで過ごせる事の素晴らしさ

きょうはうまく眠れなくて

目が覚めてしまった

そのままどうもうまく眠れなくて

羊だけが飛びまくる

 

チビたちに占拠されて

近づくことも難しい

寒さにふるえながらいろいろ想う

 

感謝の気持ち

ありがとう

 

いつでもあなたがいてくれるから

つよくあれる

 

あなたが思ってるより遥かに

きっと遥か彼方までの距離ぶんよりもう少し

あなたを想ってる

 

行動は足りてないけれど

 

そんな事想いながら

とりあえずは目を閉じて

 

眠りにくい夜を終わらせよう

 

 

 

 

紡がれるもの

ひとが誰かを想う理由が

多分に利己的で

当然に自分のためであるという哲学的な本質

 

ひとは嘘をつく

誰に対して

自分に対して

 

自分を守るために

自分が一番かわいいから

 

当たり前

想いをうまく伝える言葉をもてたなら

それらの言葉は

詩になり

音楽になる

 

それでいてさえも

その言葉はきっと嘘で溢れている

 

あなたのためという嘘

自分の為という偽り

 

だからただ

言葉にできない想いをもって

積み重ねた日々の想いを想う

 

 

一緒にいまがあるという

当たり前の必然と、運命という便利な言葉

 

そんなにやすくはないけどね

あなたと紡いだ

かっこたるかおりはね

 

 

僕を包む

喉がいたい

胃カメラが通るすぎていった後の世界は

いつもこんな感じ

 

あなたがいない夜は

僕は行き先をうまく見つけることが出来なくて

電気をつけたまま

きっと朝を迎えるのだと思う

 

僕を包むかおりが今日もただ

愛おしい