あなたのとなり
疲れて眠る同じ姿の3人を
眺めていると
しあわせな気分に満たされます
ある人たちを口に出しては
自分より、と目に涙を浮かべる
怒るのはその人たちを想うからだ、と
なんべん生まれかわっても
あなたの隣がいいという事が
伝わらない事に
わかって欲しいと声を荒げているというのに
それもまた日常
優しすぎるほどの優しさで
時に自分を傷つけて
傷なんてないよとばかりに嘯くから
あなたの優しさは伝わりにくい
自分の時間を持てないと
ゆっくり物想うことは難しい
こういう風に
それでも
物想う暇もない毎日もまた
あなたという香りに包まれて
しあわせでもあるのです、よ。